線維筋痛症に伴う痛みの特徴

線維筋痛症の痛みは,「痛みを感じる仕組み」がうまく働かないために起こるといわれています。
痛みは,脊髄を介して脳の神経細胞が「痛い」という信号をキャッチして生まれる感覚です。
痛みに関する神経の経路は,「痛い」という信号を脳に伝える経路と,「痛い」という信号を抑える経路(下図:セロトニン,ノルアドレナリンの経路)の2つがあり,そのどちらに異常があっても痛みを余計に多く感じてしまいます。
風が当たるだけで激痛が走る,痛みが延々続くといった線維筋痛症の症状はこのために起こるのです。

図:セロトニン,ノルアドレナリンの経路

監修:岐阜大学大学院 医学系研究科 麻酔・疼痛制御学分野 教授 飯田 宏樹 先生